東京玩具商報

1950年代の表紙では、それまではイラストで描かれていた商品が、徐々に商品写真で掲載されるようになっていきます。ただ、それらの表紙を見ていると、ふと違和感を覚えます。

イラストや文字はカラフルな色づかいなのに、商品写真が白黒なんです。これはつまり、カラー印刷はできても、カラー写真がまだ普及していなかったということになります。

そこで、日本における写真の歴史をちょっと調べてみると、撮影した写真におけるカラー写真の占める比率は1965年に10%前後で、1970年になって40%を超えたそうです。実際に、1960年代に入ると表紙の商品もカラー写真がどんどん増えて、それが当たり前になっていきます。

ちなみにトイジャーナル(東京玩具商報)では、1962年10月号の「ダイヤモンドフットボール」が初めてカラー写真で商品が掲載された広告になると思われます。なお、断言できないのは当時の商品イラストが上手すぎて、イラストか写真か判断が難しいところがあるためです。