1998年 |
この年の 話題 |
・4月 金融ビッグバン ・7月 毒入りカレー事件 ・インターネットを介した犯罪が多発 ・失業率 4%越す ・長野冬季オリンピック開催 ・フランスでワールドカップ開催、日本初出場でおおいに盛り上がる ・明石海峡大橋 開通 ・11月 しし座流星群 ・映画「タイタニック」封切り、一大ブームになり、関連のビデオやジグソーなど人気 |
月 | 発売・ヒット商品 | 玩具業界の動き |
1 月 |
・「ポケットモンスター ボードゲーム」「ぬいぐるみピカチュウ1/1」(トミー)などポケモン商品人気 ・「たまごっちオスっち/メスっち」(バンダイ)好調 ・アイデア商品「うでまクマ」(マルタカトレーディング)人気 |
・公正取引委員会がソニー・コンピュータエンタテインメントに対し、「プレイステーション」ハード・ソフトの卸売販売の制限を行っているとして、独占禁止法に基づく排除勧告を行う ・ファン待望の「ジャパンカードフェスティバル」開催、大盛況 |
2 月 |
・「デジタルモンスターVer.2」(バンダイ)圧倒的人気 ・歩数計ゲームの先駈け「てくてくエンジェル」(ハドソン)の人気上昇 ・映画公開もあり「Mr.BEANのテディベア」(ハドソン)がブームに ・「スーパーファミコン ジュニア」(任天堂)7,800円で発売 |
・「B(ボンバーマン)ビーダマン爆外伝」アニメ放映開始 ・アメリカ玩具大手のハズブロ社が、「ライツアウト」などで知られるタイガー社を買収 ・「たまごっち類似品事件」の判決が下り、バンダイの主張通り、「ニュータマゴウォッチ」「ドラゴッチ」などの輸入・販売・譲渡の禁止、意匠権侵害に基づく差止めが言い渡される |
3 月 |
・「ポケットピカチュウ」(任天堂)発売、即品薄に ・「ドラゴンクエストあるくんです」(エニックス)発売 ・「等身大シリーズ ぼくドラえもん」(ユタカ)登場 ・1,500個限定の陶器製ひな人形「はろうきてい親玉飾り」(吉徳)が発売初日の午前中で完売 ・「つくろう!!ブロック探検隊シリーズ」(河田)、「世界の冒険シリーズ」(レゴジャパン)などのブロックが好調 |
・「ウルトラマン倶楽部」が浅草ROXにオープン ・「ハイパーヨーヨー」(バンダイ)の累計800万個越す ・「ビーダマン」(タカラ)の累計(パーツ含む)約2,500万個に |
4 月 |
・「ゲームボーイライト」(任天堂)6,800円で発売 ・超小型ポラロイドカメラ「シャオ」(トミー)先行発売、女子高生を中心にブームとなる ・人気女性デュオ「パフィー人形」(タカラ)登場 ・「ひみつのアッコちゃんテクマクマヤコンコンパクト」(バンダイ)や「シルバニアファミリー森のマーケット」(エポック社)人気 |
・セガ玩具関連部門とセガ・ヨネザワが統合し、セガトイズ誕生 ・東京ディズニーランドが誕生15周年 ・魔法少女シリーズ15周年記念作品として、「ファンシーララ」放映開始 ・「キューピー」の著作権問題が玩具業界にも波及し始め、日本プラスチック玩具工業協組内に「キューピー部会」発足 ・「ポケモンセンター東京」が日本橋にオープン |
5 月 |
・「ヤキューマン」(トミー)シリーズ発売開始 ・「学級王ヤマザキ ヤマザキウンチの缶詰」(バンダイ)発売 ・「テツワン探偵ロボタック ジッシャックチェンジシリーズ」(バンダイ)、「ビーダマンシリーズ」「ビーストウォーズU」シリーズ(タカラ)関連商品の人気上昇 ・「ちっちゃくなったおしゃべりピカチュウ」(トミー)や「くるくるハムハム」(イワヤ)等の新製品好調 |
・「スタジオぴえろ」が20周年 ・ピアニストのリチャード・クレイダーマンがリカちゃんへ曲をプレゼント、「そよ風の少女−リカちゃんに捧ぐ−」CD発売 ・ワールドカップを控え、フィギアやカード、応援グッズが続々登場 |
6 月 |
・「JITTER RING」「ドラえもんっち」(共にバンダイ)発売 ・「シールメーカー まめぴぃ」(タカラ)発売 ・「もののけ姫」(ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント)が、初回受注で日本ビデオ史上最高の230万本を突破 |
・「デジタルモンスター」累計650万個、「ハイパーヨーヨー」累計1,100万個(バンダイ)出荷達成 ・ソニー・コンピュータエンタテインメント他5社が、中古ソフト販売差し止めと在庫廃棄を求め、販売店を提訴(7月にも別の販売店を提訴) |
7 月 |
・「キャベッジバッチキッズ」(ツクダオリジナル)15年ぶりに復活 ・「ヨーカイザー幽機道」「ヨーカイザー怪機道」(バンダイ)発売 ・「スタイリッシュキャンディ」(エポック)発売 ・「ポケットモンスター チビポケハウスDX」(トミー)発売 ・「デジケン」、バーチャルスポーツシリーズの「ゴルフ」「ベースボール」(タカラ)発売 ・人気キャラクター商品「PEPSIMAN」(イワヤほか)、「たれぱんだ」(サンエックスほか)、ニューアイテム続々登場 |
・玩具業界の女性が学びあう会「WIT(ウーマン・イン・トイズ)」発足 ・ハリウッド版「ゴジラ」公開 ・映画「ミュウツーの逆襲/ピカチュウのなつやすみ」公開 ・「NINTENDO64」(任天堂)が14,000円に値下げ ・アメリカで開催された世界ヨーヨー大会シングル部門で埼玉の中学生が優勝 |
8 月 |
・「ポケットモンスター」映画公開で、カードゲーム(メディアファクトリー)、「N64ポケモンスタジアム」(任天堂)などのポケモン関連商品人気に拍車 ・タレント吉川ひなのオリジナルキャラクター「さりあちゃん」「りきらちゃん」グッズ(タカラ)登場 |
・(社)日本玩具協会が「塩化ビニル玩具問題」で見解表明、安全性をアピール |
9 月 |
・「遊戯王」カードゲームが爆発的ヒット ・トーキング復刻ヒーロー「人造人間キカイダー」他2アイテム(増田屋コーポレーション)発売、好評 ・「GBポケットモンスターピカチュウ」(任天堂)、「GBドラゴンクエストモンスターズ」(エニックス)人気 ・新番組「ウルトラマンガイア」関連玩具好調 ・「ハローキティできるもん!」シリーズ(トーホー)次々登場 |
・「人生ゲーム」(タカラ)発売30周年 |
10 月 |
・「ゲームボーイカラー」(任天堂)8,900円で発売。大ヒット ・パワーアップしたデジタルモンスター「デジモンペンデュラム」(バンダイ)発売 ・「ドラえもん ドミノタウン」シリーズ(エポック)発売開始 ・赤外線銃「サイバーショット」(トミー)再発売 ・「丸山茂樹のリアルパワーゴルフ」(ドリームズ・カム・トゥルー)や「電車でGO!マスコン」(ヒロ)好調 |
・「スーパードール リカちゃん」アニメ放映開始 ・中古ゲームソフト問題で小売店がエニックスを逆提訴、全面対決へ ・アメリカぬいぐるみメーカー・ガンド社創立100年記念のテディベアを、10万ドルでサン・アローが落札 |
11 月 |
・「ドリームキャスト」(セガ・エンタープライゼス)29,800円で発売 ・超合金魂第2弾「グレートマジンガー」(バンダイ)発売 |
・アンパンマンストアが東京・自由が丘にオープン ・「セキグチドールガーデン」が静岡伊東市に完成 ・トミーがハズブロー商品の日本販売権を獲得 ・「ダンジョンクエスト第1章-シオンの冒険-」でコナミが電子トイに参入 |
12 月 |
・携帯型ミニ体脂肪計「プクプクエステ」(ナムコ)発売 ・「電車でGO!2 高速編」(イワヤ)発売 ・「マイメールポケット ミメル」(トミー)発売 |
・ハピネット(卸)が東証2部上場 ・日本トイザらス 76店舗まで拡大 ・「ミリタリーミニチュアシリーズ」(田宮模型)が誕生30周年 |
![]() そんな中、上半期にダントツの強さを見せたアイテムは「ハイパーヨーヨー」。種類の豊富さも味方し、半年に渡ってベスト20中1/3アイテム近くを占めていました。 年末から本格化する携帯ゲーム機戦線に先駆け、秋に発売された「ゲームボーイカラー」も発売月のベスト10に5カラーが一挙登場するなど、人気は上々。 他にも、「遊戯王」の登場で熱い闘いへと発展しそうなカードゲーム、5月から99年の年始にかけてベスト20内で健闘を続ける「シャオ」など、注目商品が登場したランキングでした。 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株)