1996年 |
この年の 話題 |
・7月 アトランタオリンピック開催。 大会中にオリンピック広場で爆破事件 ・TWA機、墜落 ・12月17日 ペルー日本大使公邸事件 ・イギリスで狂牛病騒動 ・O-157 流行 ・円相場5年ぶりに1ドル=126円の安値 |
月 | 発売・ヒット商品 | 玩具業界の動き |
1 月 |
・年末・年始は、32ビット機(プレイステーション・セガサターン)、「ドラゴンクエストY」(エニックス)、「スーパードンキーコング2」(任天堂)等のソフト、幾何学パズルの「ライツアウト」(タカラ)、「ビーダマンガトリングアーマー」(タカラ)等の売れ行き好調 ・女児玩具ではホビー系が人気、「ル・シール」(タカラ)等の高額商品も活躍 ・「シールメーカーセラ」(トミー)発売、年間を通してのヒット商品になる |
・ミニ四駆(タミヤ模型)を扱った「爆走兄弟レッツ&ゴー」アニメ放映スタート ・増田屋コーポレーションより発売の「U-CAS」が、「モノ・マガジン」誌上で「第8回スーパー・グッズ・オブ・ザ・イヤー」審査員特別賞受賞 |
2 月 |
・「ディズニーベビーおすべりジム」(ピープル)などの室内遊具人気 ・ゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター」発売 |
・シンガポールに初のジグソーパズル専門店「JIGSAW PUZZLE World」(モリガング)オープン ・任天堂向けソフト開発を行ってきたスクウェアが路線変更、「ファイナルファンタジーZ」はソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション」で発売することに ・米玩具最大手のマテルが、2位のハズブロ買収を断念 |
3 月 |
・ミニチュアカー「MTECH」シリーズ27種(エポック社)発売 ・人気ソフト「鉄拳2」(ナムコ)「スーパーマリオRPG」(任天堂)など発売 ・昨年末限定販売され話題となった「ジャレッコモーラー」(増田屋コーポレーション)が本格的に発売開始 ・全米で人気のゲーム「オービックス」と「カップスタックス」(ハズブロージャパン)発売 ・「DXゲゲゲハウス」(バンダイ)など1月から発売の「ゲゲゲの鬼太郎」キャラクター商品人気 ・入園・入学にあわせ、「NEWせんせい」(タカラ)などが好調 |
・「セガサターン」(セガ・エンタープライゼス)がニューモデルで20,000円、また「プレイステーション」(ソニーコンピュータ・エンタテインメント)が周辺機器とセット価格で24,800円と値下げし、品切れ店続出 ・スクウェア出資の「デジキューブ」社が、11月からのコンビニでのソフト販売を発表 ・映画「トイストーリー」公開 ・ユタカのトイブック「ブックニクス」が文部省より教科書用に選定 |
4 月 |
・「ドラゴンクエストバトルえんぴつ」(エニックス)、「レッツ&ゴー ミニ四駆えんぴつ」(トミー)など、遊べる文具人気高まる ・「モンチッチ」(セキグチ)が復活 ・日本語版発売となった「マジック・ザ・ギャザリング」(ホビージャパン)や「NBAカード」(バンダイ)の効果もあり、トレーディングカードの人気定着 ・81年にヒットした幾何学パズル、Prof.ルービックの「マジックスネーク」(ツクダオリジナル)が発売 ・「かきかたあいうえお」(学研トイホビー)発売 |
・「おもちゃ王国」が岡山県 玉野市にオープン ・「ワーナー・ブラザース・スタジオ・ストア」1号店が新宿にオープン ・「ブルーナショップ」オープン ・「機動新戦記ガンダムX」TV放映開始 ・「超光戦士シャンゼリオン」TV放映開始、セガ・エンタープライゼスが関連商品で男児キャラクター分野に参入 |
5 月 |
・「はたらく車」シリーズ(寺井商店)が好調 ・「どっきりクモタン」(増田屋コーポレーション)発売 ・「愛情のおけいこ たんぽぽのぽぽちゃん」(ピープル)売り切れ店続出 ・「キッズコンピュータ ピコ」(セガ・エンタープライゼス)安定人気 |
・Nゲージ鉄道模型「トミックス」(トミー)が誕生20周年 ・人気キャラクター「PINGU」誕生10周年 ・世界最大級のRCコース「タミヤ掛川サーキット」が静岡県 掛川市にオープン |
6 月 |
・「NINTENDO64」(任天堂) 25,000円で発売 ・N64用ソフト「スーパーマリオ64」(任天堂)人気集中 ・「親と子の知育探検」シリーズ(コンビ)発売開始 |
・「鈴鹿サーキット」でミニ四駆大会開催(タミヤ模型) |
7 月 |
・人気シリーズの「マジカル頭脳パワー マジカルバナナ」(トミー)発売、出足好調 ・「スーファミターボ」(バンダイ)発売 ・「ゲームボーイポケット」(任天堂)発売 ・野茂投手も登場の「MLBメジャーリーグカード1996シリーズ1」(バンダイ)発売 |
・「おもちゃ券」から「こども商品券」(トイカード)に改称、一斉発売 ・大手問屋(浅草玩具・トスミック)合併、新会社「インクス」スタート ・映画「ガメラ2 −レギオン襲来−」公開 ・「東京ジョイポリス」(セガ・エンタープライゼス)オープン ・「スヌーピータウンショップ」1号店が千葉県・船橋市にオープン |
8 月 |
・「ミッフィー」「モンチッチ」(セキグチ)、「スヌーピー」(各社)などキャラクターぬいぐるみ健闘 ・「ときめきコンパクト」(タカラ)発売 ・セサミストリートの「プリスクールトイシリーズ」(ツクダオリジナル)発売 ・人気シリーズ「しゃべ録」に新商品「しゃべ録バックワード」(トミー)発売 ・「両面ジグソー」(ビバリー)発売 ・夏フィギュアブーム到来 |
・「スーパーファミコン」(任天堂)が25,000円から9,800円に値下げ ・CESA(コンピュータエンターテイメントソフトウェア協会)が社団法人化 |
9 月 |
・「新世紀エヴァンゲリオン」のカード、プラモデルが爆発的人気 ・「ヘッド・マウント・ディスプレイ ダイノバイザー」、「ダンシングリカちゃん」(タカラ)発売 ・バトメンCコード「サイクロン」(トミー)発売直後から品薄に |
・ウルトラマン誕生30周年に、16年ぶりに「ウルトラマンティガ」がTV放映 ・「NINTENDO64」(米国任天堂)が米国で発売直後に売り切れ ・「バトル鉛筆」が93年の発売以来、4,000万本に達する |
10 月 |
・「激走戦隊カーレンジャー VRVロボ」(バンダイ)等大型商品発売 ・「ポケモンカード」(メディアファクトリー)発売 |
・トイザらス 国内50店舗を達成 |
11 月 |
・「たまごっち」(バンダイ)発売 ・TV番組出の商品「電撃イライラ棒」(タカラ)、「なんですとWINちゃん」(イワヤ)人気 ・手作りカードやシールが作れる「Prin-C」(トミー)人気 ・パーソナル名刺印刷機「プリネーム」(バンダイ)が市場へ |
・「おもちゃ王国」入園者数、目標の30万人を半年でクリア ・米玩具最大手のマテルが、3位のタイコ・トイズ買収を発表 ・20回を迎えた「オセロゲーム」(ツクダオリジナル)の世界大会、10年ぶりに日本で開催 |
12 月 |
・「チョロQ」(タカラ)人気復活 ・「ミッフィー」のベビー玩具シリーズ(セガ・エンタープライゼス)抗菌加工を施し販売開始 |
・サンアロー・関口社長、「世界で最も多く旅行をして回った」テディベアを650万円で落札 |
![]() 発売直後の週間ランキングでいきなり1位に登場した「新世紀エヴァンゲリオン」カードマスターズも、低単価をはねのけ、4ヶ月間ベスト10にランク入りしました。 また、6月に華麗な(?)デビューを飾った「NINTENDO64」は、初登場から3ヶ月間1位をキープ。「セガサターン」「プレイステーション」の価格引き下げ攻勢の中、TVゲーム市場は相乗効果で絶好調に! 他に、本格発売となった「ジャレッコモーラー」が11ヶ月に渡りベスト20以内で健闘を続けロングヒット。 「マジカル頭脳パワー」や「電撃イライラ棒」「なんですとWINちゃん」など、テレビから生まれたおもちゃもヒットしました。 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株)