1995年 |
この年の 話題 |
・1月17日 阪神淡路大震災 ・3月20日 地下鉄サリン事件。一連のオウム真理教騒動へ■■ ・1ドル= 79.75円 の史上最高値記録 ・春からぬいぐるみ等を中心に抗菌グッズがトレンドとなる |
月 | 発売・ヒット商品 | 玩具業界の動き |
1 月 |
・電子手帳「手書き電子手帳フェリエ」(セガ)「SUPER電子手帳Jr.ペットテレパシー」(カシオ計算機)が女児の間で人気獲得 |
・日本玩具協会が主体となり、阪神大震災の義援金募集活動を実施。 |
2 月 |
・新番組のキャラクター「重甲ビーファイター」の「サウンド入力銃
インプットマグナム」(バンダイ)出足好調 |
・阪神大震災の影響で全国的に百貨店などの売上が前年割れする ・アルプス商事がアメリカの大型遊具メーカ・ステップ2社と販売提携を結ぶ ・「プレイステーション」(ソニーエンターテインメント)販売が50万台を突破 |
3 月 |
・そっくりな写し絵が作れる「わたしはマンガ家 スララ」(トミー)や「おえかきシャランラ」(バンダイ)が人気 ・「アンパンマン あいうえお教室」(アガツマ)などの知育玩具好評 ・おしゃべりする絵本「音でるBOOK」ドラえもんとミッキー(トミー)発売 ・スーパーファミコン用待望ソフト「クロノトリガー」(スクウェア)発売 ・「赤い屋根の大きなお家」(エポック)発売 ・ディズニーベビーシリーズ」(ピープル)発売開始 |
・「101匹わんちゃん」、「ガメラ−大怪獣空中決戦」映画公開 ・日本初の「スヌーピータウン」が大阪にオープン ・ソニー・クリエイティブプロダクツとソニー・シグネチャーズがワールドカップフランス大会の独占的商品化権を獲得 |
4 月 |
・「バトルえんぴつ」(エニックス)が小学生を中心に大人気 ・「小犬のルーク」(プレミエル)好調 ・ロングセラー「ダイヤペット」(セガ・ヨネザワ)に「トヨタRAV4」仲間入り |
・世界最高額の「テディガール」を目玉にした「テディベア・ミュージアム」が伊豆高原にオープン(サンアロー) ・マテルの「UNO」ライセンサー会社買収により、「UNO」「UNOブリスター」販売権がトミーからマテルへ移行 ・任天堂とセントギガ提携で「スーパーファミコン」を利用した、世界初の衛星データ放送スタート ・「ストリートファイターU」TV放映開始 |
5 月 |
・男児では「重甲ビーファイター」「超力戦隊オーレンジャー」関連玩具(バンダイ)、女児では「カットアンドスタイルバービー」(マテル)等が好調 ・仕掛けが豊富なレゴ「ロイヤルキング城」(レゴジャパン)発売、話題となる |
・日本玩具協会新会長に山科誠氏 就任 |
6 月 |
・シルバニアファミリーの「赤い屋根の大きなお家」(エポック社)が好調 ・マリオネットのようにかわいらしい動きを見せる「リンバー・ルーイ」(イワヤ)登場 |
・「キャラクターコレクション ピンズ」(ユタカ)が2ヶ月で30万個出荷 ・「セガサターン」(セガ・エンタープライゼス)が34,800円に値下げ ・埼玉県にミニ四駆の初の専門店がオープン |
7 月 |
・NHK「おかあさんといっしょ」からの知育玩具「親子でトライ!トライ!トライ!」(二ノ戸玩具)が人気 ・PS用ソフト、プラモデルなど「機動戦士ガンダム」(バンダイ)根強い人気 ・「ライオンキング」(ブエナ・ビスタ・ジャパン)ビデオ発売、ヒット |
・「PL法(製造物責任法)」施行。それに伴い、商品の安全性を見直す動きが活発化 ・「プレイステーション」(ソニーコンピュータエンタテインメント)が29,800円に値下げ |
8 月 |
・夏休みになり、ミニ四駆の人気拡大 |
・米ドリーム・ワークス、ハズブローと提携を発表 ・「プラレール」(トミー)をはじめ、レールトイの人気復活 |
9 月 |
・SFC用ソフト「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」(任天堂)人気 |
・「日本のおもちゃ情報」ホームページ開設 |
10 月 |
・SFC用ソフト「聖剣伝説3」(スクウェア)ヒット ・BB戦士やミニ四駆の人気にあわせ、「ジャパンカップJr.サーキット」(田宮模型)などの関連玩具も好調 ・「ジャレッコモーラー」(増田屋コーポレーション)限定発売され、異常人気となる |
・紳士服の「アオキ」、玩具小売に参入発表 |
11 月 |
・次世代パズル「ライツアウト」(タカラ)の人気上昇 ・「RCロボット DJエミリオ」(セガ・ヨネザワ)キャラクターのかわいらしさでヒット ・PSソフト「ときめきメモリアル」(コナミ)限定版も好調 ・「クラッシュエアホッケー」(エポック社)発売 |
・「コンピュータ エンターテインメント ソフトウェア協会(CESA)」設立 ・ゲーム業界3団体が11月23日を「ゲームの日」に制定 |
12 月 |
・「ご近所物語」シリーズなどの女児ホビー人気 |
・日本玩具協会「トイ保証共済制度」発足 ・「キッズコンピュータ PICO」(セガ・エンタープライゼス)が累計100万台突破 |
![]() 代わって、ゲームが落ち着きを見せ始めた秋ごろから目立ってきたのは、タミヤの「ミニ四駆」商品。ベスト10にはときどき顔を出す程度でしたが、ベスト20内には5、6アイテムが登場。95年の売上数量順ランキングでは、上位50商品中27アイテムもミニ四駆関連商品が占めるなど、驚異的な人気を見せました。 年間を通して、「キッズコンピュータ ピコ」「イラストシールプリンター ル・シール」などのエレクトロニック系玩具も健闘。年末商戦を迎える12月には「スーパーノートクラブ」や「光シールワープロ」なども加え、ゲームと並んでランキング上位を争いました。 また、話題の「ジャレッコモーラー」「RCロボット DJエミリオ」もきっちり名前を見せ、中でも「ライツアウト」は3カ月に渡ってベスト10に登場するなど、新商品も健闘していたこの年のランキングでした。 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株)