1970〜1974年 |
この年の 話題 |
・1970年 : 大阪で万国博覧会開催/日本赤軍「よど号」ハイジャック事件/三島由紀夫が割腹自殺 ・1971年 : 公害問題の深刻化/ドルショックと呼ばれる、アメリカのドル防衛策発表/ジーパン登場 ・1972年 : 沖縄返還、沖縄県発足/札幌オリンピック開催/グァム島で元日本兵発見、帰国/1ドル= 308円の新レート決定/第2次ベビーブーム/日中国交正常化を記念し、上野動物園にパンダがやってくる ・1973年 : オイルショック(トイレットペーパー争奪)/円が変動相場制に移行/消費者物価急上昇 ・1974年 : 低成長時代開幕/オカルトブーム/映画「日本沈没」ヒット |
年 | 発売・ヒット商品 | 玩具業界の動き |
1970 (昭和45) |
・「タイガーマスク」関連玩具流行 ・ロングセラーとなる「トミカ」(トミー) 発売開始。電動ミニカーも参戦した、ミニカー時代続く ・SLブーム ・綿あめ機登場 |
・東京卸商センター竣工 ・アールデーキン 日本へ進出 ・サンリオとアメリカのグリーティングカード会社 ホールマーク社、提携 ・ダイエーの玩具販売額が200億円に ・タカラが走るショールーム「ダッコちゃん号」を展開 |
1971 (昭和46) |
・第2次怪獣玩具ブーム ・アメリカン・クラッカー、ボウリングゲーム玩具が流行 ・着せ替え人形が激戦化 ・シール動物が人気 ・「消える魔球」野球盤登場 |
・NHK「できるかな」放映開始(〜90年) ・「セサミストリート」日本でもTV放映開始 ・玩具業界が玩具安全マーク制度(ST制度)実施。また空ビ製品に安全基準をもうける、玩具ピストルと刀剣を規制するなど、玩具の安全がクローズアップされる ・特恵関税の実施で玩具と人形の関税50%下がる |
1972 (昭和47) |
・「仮面ライダー」関連玩具流行 ・「変身サイボーグ」(タカラ) 発売 ・日中友好"大使"ランラン・カンカン登場で、パンダ人形大流行 ・「パーフェクトボーリング」(エポック社) 75万個を販売 ・「おふろ大好きアブちゃん」(シバ)、「ママレンジ」(アサヒ玩具)、「ジャンボパチンコ」(エポック社)など年末の売れ筋商品に |
・「ウルトラマン」TV放映開始 ・玩具の対米輸出が13%減 ・アサヒ玩具がドリフターズと独占契約 ・CBSソニーが教育玩具を発売 ・安全玩具推進連盟結成 ・香港が世界一の玩具輸出国に |
1973 (昭和48) |
・「オセロゲーム」(ツクダ) 発売、大ヒット ・「ジャンボマシンダーシリーズ」(ポピー) マジンガーZ登場、大人気 ・「バックギャモン」(テンヨー)発売 |
・ベビーブームで児童乗用業界が活気 ・製品安全協会発足 ・社団法人 日本ひな人形協会設立 ・日本玩具がエポック社と提携 ・玩具花火の安全基準を自主的に作成 ・オイル・ショックで玩具の原材料不足が深刻化 ・アメリカの玩具安全法決まる ・トミーがアメリカに子会社設立 |
1974 (昭和49) |
・「モンチッチ」(セキグチ)登場 ・「ハローキティ」(サンリオ)誕生 ・名画「モナリザ」来日で、ジグソーパズル流行 ・TV放映終了後も「超合金マジンガーZ」(ポピー)の売れ行き好調 ・「ジェジェ人形」がヒット ・ビニール凧「ゲイラカイト」人気 |
・マテルジャパン誕生 ・ツクダのオリジナル部門が独立 ・トミーが乳幼児玩具分野に進出 ・モデルガン業者の自主規制 ・銀座・松坂屋デパートの玩具売場消える ・玩具賠償補償制度実施 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株)