2003年 |
こ の 年 の 話 題 |
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月 | 玩具業界の動き | |
1 月 |
・昨年末から引き続き、「ベイブレード」(タカラ)、「遊戯王オフィシャルカードゲーム」(コナミ)、「Canバッチgood!」(バンダイ)、「ポケットモンスター サファイア/ルビー」(任天堂)が好調 | ・タカラの「ベイブレード」「バウリンガル」を台湾、韓国、北米など31カ国への展開本格化 ・プレイステーション2(ソニー・コンピュータエンタテインメント)世界出荷台数5,000万台達成 ・米国玩具専門店のFAOシュワルツは米国破産法11条(民事再生法に相当)を申請 |
2 月 |
・「爆竜戦隊アバレンジャー」「仮面ライダーファィズ」の各商品(共にバンダイ)、TV放映スタートと同時に人気 ・世界の地理情報をおしゃべりする地球儀「オデッセー グローブ」(学研トイホビー)、満を持して発売 ・「おさんぽニャンニャンNEWロティー」(増田屋コーポレーション)が"愛子さまご愛用グッズ"としてTVに紹介される ・「ホットウィール」誕生35周年を記念して「ハイウェイ35ワールドレース」(バンダイ)発売 |
・セガトイズがJASDAQに上場 ・タカラ、セガトイズ、米アイポットがロボ家電の開発・発売を発表 |
3 月 |
・「お茶犬」(セガトイズ)のニューフレンズ「お茶猫」登場 ・「ゆびのりピピ」(トミー)、「夢こねこ」、「ぷくぷくエンジェル」(共にセガトイズ)など癒し系アイテムが続々発売。年間を通して好調 ・ポケモンの新しい戦略型アクションゲーム「ポケモンパッチン」(メディアファクトリー)発売 ・テリトリー戦略ゲーム「ブロックス」(ビバリー)が、広いファン層の支持を受けフランス、ドイツに引き続き、日本、アメリカでもゲームの最高峰賞を受賞 |
・(株)パルボックス設立 ツクダオリジナルがワクイコーポレーションの業務を引き継ぎ営業開始 ・ブリオ・ジャパン設立、スウエーデン大使館にて披露 ・トミーと周フランズワークがディズニー関連のOEMビジネスの(株)トミーリンクを設立 ・コンビ東証一部上場 |
4 月 |
・コナミ、幼児向け新ブランド立上げ。第1弾商品「サウンドキューブくん」発売 ・CMの影響でチワワ人気広がる。「おさんぽワンワン チワワ」(増田屋コーポレーション)など、チワワの動物ぬいぐるみが続々登場 ・「アンパンマン キッズドライバー」(アガツマ)発売、好調 ・ハッピー系癒しアイテム「はことん」(メガハウス)発売 ・「鉄腕アトム」誕生日(2003年4月7日)に合わせ新商品続々登場。TVアニメもスタート |
・ツクダが民事再生法を申請 ・三ツ星商店倒産 ・エニックスとスクウェア合併、(株)スクウェア・エニックス設立 ・月間トイジャーナル、創刊100周年 ・プリモプエル専門店「ハートのしっぽ」オープン |
5 月 |
・人気アニメ「金色のガシュベル!!」の「金色のガシュベル!! サウンド液晶ゲーム 赤い魔本」(バンダイ)発売。ヒット ・「ニュープロック」(学研トイホビー)誕生40周年を迎え、全面リニューアル |
・米ウォルト・ディズニー 戦線縮小を発表、大リーグ球団アナハイム・エンゼルスの売却、ディズニーストアの見直しなど ・米トイザラス2-4月決算を発表、イラク戦争などにより赤字 |
6 月 |
・「人生ゲーム発売35周年」記念商品第1弾「人生ゲーム ブラック&ビター」(タカラ)発売。人気上昇 ・「ピコ」発売10周年。人気上位10タイトルを5月より感謝価格にて発売開始 ・オリジナルの名盤ゲームを完全再現。「バンカース<復刻版>」(はなやま玩具)発売 |
・「東京おもちゃショー2003」(業者商談会)東京都立産業貿易センターにて開催 ・バンダイがメガブロック社と事業提携し、日本・アジアのブロック市場への参入を発表 ・(社)日本玩具協会がTOYNES事業を民営化し、(株)日本玩具情報テクノロジー設立 |
7 月 |
・手軽に本格的な演奏が楽しめるヴァイオリン玩具「evio」(トミー)発売 ・ねんどで遊ぶ新シリーズ「ねんDo!」(アガツマ)発売開始。好調 ・「手さぐりゲーム」「レーダー作戦ゲーム」などの「アメリカンゲーム」シリーズ(タカラ)続々復刻。懐かし系ボードゲームの人気が高まる ・ままごとの代表アイテム「ままごとトントン」シリーズ(トーホー)全面リニューアル |
・タカラがコティを買収し、託児事業へ進出 ・「東京ドームシティ おもちゃ王国」、「BANDAI MUSEUM」(千葉県松戸市) 開園 ・イー・ショピング・トイズとミントが「ミントマーケット・ドットコム」をオープン ・サンリオが、モスクワにハローキティ、リトルツィンスターなどを主力商品とした小売店舗オープン |
8 月 |
・人気キャラクター「コロッケ!」の、「いただ禁貨!バンカーバトル!!」(エポック社)をはじめとする商品が続々登場 ・30年に大ヒットした「生き残りゲーム」が「ステイアライブ!サバイバルゲーム」(ハナヤマ)として完全復活 |
・8月1日施行の「食品衛生法」改正に伴い、「食品、添加物の企画基準」の改定に準拠した玩具の製造、販売の徹底 ・「おもちゃみらい博」パシフィコ横浜にて開催 |
9 月 |
・ドラゴンクエストの世界を体感できる「剣神ドラゴンクエスト 蘇りし伝説の剣」(スクウェア・エニックス)発売。小学生男児を中心に人気拡大 ・体感ゲーム「東京フレンドパークUフレンドパークへあそびに行こう!!」(エポック社)発売。好調 ・「楽しい仲間 NEWロティー」(増田屋コーポレーション)が、愛子さまのご愛用グッズとしてTVで紹介され注目 ・パックリ開いた口がかわいいパペット「パペッコペット」(三英貿易)発売。TVCMのパンダ人気が追い風になり人気上昇 |
・10代前半の女児から20代、30代の女性をターゲットとした化粧品の販売をバンダイ、トミーなど各社が開始 ・トミーとタイトーが「ゾイド」の商品展開において業務提携しアーケードゲームを共同開発 ・タカラ、新ブランド「±0」で家電進出 |
10 月 |
・リストバンドの中でわんこが飼える新感覚携帯ゲーム機「Happypet リストわんこ」発売。小学生女児に人気広がる ・恋するペット「ペコロン」(セガトイズ)発売 ・クオリティの高さと値ごろ感で注目の「チャットとあそぼう! Cat Chat ABC」(アガツマ)発売 ・エポック社、男児も楽しめる「ドラえもん テレビパソコン」の発売で、キッズパソコン市場に参入 ・実写版「美少女戦士セーラームーン」(バンダイ)、新ヒーロー「超星神グランセイザー」(コナミ) のTV放映スタートで、玩具市場の期待が高まる |
・タカラがゲームソフトメーカのアトラスを子会社化し、家庭用ゲーム機を強化 ・任天堂が中国で家庭用ゲーム機を現地法人「神遊科技公司」にて展開開始 |
11 月 |
・昨年大フィーバーした「バウリンガル」の猫バージョン「ミャウリンガル」(タカラ)発売 ・誰でも簡単に音楽を楽しめる「らっき組」(ピープル)展開。第1弾は電子ギター ・人気TV番組「トリビアの泉」の必須アイテム「 1/1へぇボタン」(バンダイ)発売。「へぇ〜」は流行語大賞に選ばれるなど社会現象に ・女児に人気の携帯玩具「ミメル」にカメラ付き登場 |
・ウォルト・ディズニー・ジャパンが米国の知育ブランド「ベイビー・アインシュタイン」を中心に知育玩具の本格的な展開開始 ・米トイザラスが子供衣料品のキッザラス、知育玩具のイマジナリウムを閉鎖 ・東京玩具製問共同組合「創立50周年記念祝典」開催 |
12 月 |
・「おふろでポン!」シリーズ新商品「プカプカふろっぴー」(エポック社)発売 ・ヤングアダルト層をターゲットにしたペットボトル型アクションフィギュア「kigurumix(キグルミクス)」(トミー)発売 ・1997年〜98年にかけて大フィーバーした「ハイパーヨーヨー」(バンダイ)が、機能とデザインも新たに再登場 |
・世界的木製玩具ブランドのプラントイ社(タイ)が「プラントイジャパン」設立 ・河田、ヨーロッパ最大のゲームメーカー「ラベンスバーガー」と提携、第1弾商品展開をスタート ・FAOシュワルツが2度目の米国破産法11条を申請 ・バービー人形誕生の最功労者であるシーモア・アドラー氏逝去 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)