2002年 |
この年の 話題 |
・1月 欧州統一の新通貨「ユーロ」流通開始/雪印食品、国産牛偽装発覚/小泉首相、田中真紀子外相と野上事務次官を更迭 ・2月 ソルトレークシティー冬季五輪開幕 ・3月 米ウォルマート、西友と資本・業務両面で包括提携/辻元清美議員辞職を表明 /イスラエル軍がパレスチナ自治区から撤退 ・4月 みずほ銀行再編初日にシステム障害/加藤紘一元自民党幹事長議員辞職/有事法制関連3法案を閣議決定/鈴木宗雄議員逮捕 ・5月 中国の日本総領事館に北朝鮮人が亡命失敗/ サッカーワールドカップ日韓共同で開幕 ・6月 小泉内閣支持率、初めて不支持率が越える/W杯、日韓ともに初の決勝進出、ブラジル優勝/岡山県新見市で全国初の電子投票実施 ・7月 厚労省が中国産ホウレンソウの輸入自粛要請/中国製ダイエット食品で肝障害者続発/ジーコ氏サッカー日本代表監督に就任 ・8月 住基ネット稼動/田中真紀子議員辞職/マクドナルド、ハンバーガーを59円に値下げ/多摩川にタマちゃん登場 ・9月 東京電力と日本原電、原発トラブルの隠蔽発覚/小泉首相朝鮮訪問、日朝首脳会談/原巨人初優勝/西友偽牛肉返金騒動 ・10月 東京大手町、路上禁煙条例スタート/ノーベル賞、日本初2名受賞/北朝鮮拉致被害者帰国/チェチェン武装勢力がモスクワの劇場を占拠 ・11月 日中韓首脳会議/日本道路公団を分割民営化 ・12月 巨人松井ヤンキーズ入り発表/クローン人間誕生報道 |
月 | 玩具業界の動き | |
1 月 |
・「レゴ ハリー・ポッター」(レゴジャパン)、昨年末公開の映画人気で好調 | ・テディベア生誕100周年を記念し「シュタイフ・スペシャルテディベア展」開催 |
2 月 |
・「忍風戦隊ハリケンジャー」、「仮面ライダー龍騎」の各商品(共にバンダイ)が、TV放映スタートと同時に好調な滑り出し。年間を通して大ヒット ・マイクロソフトの新型TVゲーム機「Xbox」鳴り物入りで登場するも、ソフト不足やディスク傷の問題などで振るわず ・ガンダムの人気マスコット「マスコットロボ ハロ」(バンダイ)発売。若い女性にも人気 ・「メルちゃん」(パイロットインキ)発売10周年にちなみ、フォーマルドレス3アイテムを限定発売 |
・「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭の最高賞受賞 ・アニメを東京都の地場産業と位置付け、東京都とアニメ関係企業各社が「新世紀東京国際アニメフェア21」開催。 |
3 月 |
・全米で大ヒットした教育玩具「CoCoPad」(セガトイズ)発売。好調 ・「お茶犬」シリーズ(セガトイズ)発売。幅広い商材でメインターゲットのOLはもちろん、低年齢層の女児たちにも人気が広がる。 |
・タカラが「チョロQモータース」設立 ・コナミ、「遊戯王」シリーズ各商品を北米で続々発売開始 ・「リカちゃん」、第19回 ダイヤモンド・パーソナリティ賞の特別賞を受賞 ・バンダイがプロードバンド向けにアニメーションを配信する新会社「バンダイチャンネル」を設立 |
4 月 |
・「Canバッチgood!」(バンダイ)発売。年間を通して女児ホビー人気を大きく牽引。「ちぢんでキュッ!プラランシェ」(バンダイ)も健闘 ・掴めるシャボン玉「キャッチバブル」(ワクイコーポレーション)発売。根強い ・人気の「キャンディバブル」と合わせてヒット ・チョコ玩菓「ワールド・タンク・ミュージアム」(タカラ)発売。好調 |
・トミー・ディズニーブランド本格始動 ・中古ゲームソフトウェア、販売OKが確定最高裁判断 ・4月から全国各地で「テディベア生誕100年展」開催 ・小物玩具問屋グループ「東京玩具共栄会」とメーカーグループ「東京玩具共進会」が合併し、「東京玩具新生会」を設立 ・バービーの生みの親で、米マテル社の創立者のルース・ハンドラーさん死去 |
5 月 |
・「デュエル・マスターズ」(タカラ)発売。人気上昇 ・DVD「ハリー・ポッターと賢者の石」(ワーナーホームビデオ)発売 ・体感アクションゲームシリーズに「エースきめるぜ!エキサイトテニス」(エポック社)登場。TVにつないで遊ぶゲームが定着 |
・トイカードが、トミー、バンダイ、タカラ、エポック社の4社によるコラボレーション事業「トイズ・ドリーム・プロジェクト」を設立 ・リカちゃん35周年バースデーパーティ ・(財)日本文化財団が、夢のロボット展覧会「ロボット・ステーション2002」開催 ・任天堂社長の山内氏 退任 ・ナムコと任天堂が業務提携発表 |
6 月 |
・サッカーワールドカップ関連グッズ 続々発売 ・「e-kara」(タカラ)がモデルチェンジで「e-karaN」に ・改造を簡素化したゾイド新シリーズ「ゾイドブロックス」(トミー)登場 ・「のほほん族」(トミー)発売、人気たゆたゆと上昇 |
・セガトイズの「ピコ」、中国で販売開始 ・ボーネルンドが全国の幼稚園や保育施設向けの教育指導関連会社「御苑教育サプライ」を設立 ・赤ちゃん本舗、オリジナルの乳幼児向け知育ソフト制作事業開始 |
7 月 |
・DVD、ビデオで「千と千尋の神隠し」(ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント)発売 ・トミカ新シリーズ(トミー)発売、「緊急発進!マグナムパトレーラー」を中心に好調な滑り出し ・「マイクロペット」(トミー)発売、新種がゾクゾクと登場し好調 ・「KOしようぜ!エキサイトボクシング」(エポック社)、「ズバズバブレード」(タカラ)、「射的王(シャテキング)」(トミー)など、TVに繋げて楽しめる体感ゲーム、各社から続々登場 |
・バンダイとツクダオリジナル、タカラとキデイランドがそれぞれ資本提携を発表 ・富士急ハイランドに「リカちゃんタウン」オープン |
8 月 |
・体感アクションゲームシリーズに「ミニモニ。ステージ!ダンスだぴょん!」(エポック社)仲間入り |
・タカラ、話題の実車版チョロQ「Q-CAR Qi(キューノ)」予約開始 ・東京全日空ホテルで、史上最大規模のリカちゃんイベント「サマースペシャル2002」開催 |
9 月 |
・「バウリンガル」(タカラ)発売。各メディアでも話題になり、人気沸騰。 ・「ダイヤブロックトーマス」(河田)発売 ・ゲームボーイアドバンス「伝説のスタフィー」と「スーパーマリオアドバンス3」、ゲームキューブ「スターフォックスアドベンチャー」(共に任天堂)発売 |
・東京ビッグサイトにて、デジタル時代のキャラクターズ ・EXPO「第1回インターナショナルライセンシングビジネスショー」開催 ・玩具業界のコラボレーション事業「トイズ・ドリーム・プロジェクト」、第1弾記念アイテムを限定発売 |
10 月 |
・プラモデル「ストライクガンダム」(バンダイ)、新シリーズTV放映開始と同時発売で出足好調 ・「おうちでプリクラ」(トミー)女児ホビーに新登場 |
・タカラの「バウリンガル」が、パロディ版ノーベル賞の「イグノーベル賞」平和賞を受賞 ・ベビーザらス単独1号店、千葉県浦安市にオープン ・ガンダム新シリーズ「機動戦士ガンダムSEED」TV放映開始 |
11 月 |
・「夢ねこ」(セガトイズ)発売。本物のリアルさが受け好評 ・体感アクションゲームシリーズ「ストライクきめるぜ!エキサイトボーリング」(エポック社)発売 ・「GBA ポケットモンスター ルビー/サファイア」(任天堂)発売 |
・米国版「週間少年ジャンプ」、月刊誌になって米国全土で発刊 ・ハリーポッター第2弾映画公開 |
12 月 |
・「デュエル・マスターズ」「ベイブレード」(共にタカラ)、「クラッシュギア」(バンダイ)などの低単価商品は、人気が衰えないまま年末商戦を健闘 ・レゴジャパン、日本独自の企画・販売商品「2003 LEGO GOODS&CLOTHING SPRING」を発売 ・絵を組み上げると完全に球体になる、全く新しいタイプの「地球儀パズル」(やのまん)発売 |
・東京・青山のスパイラルガーデンおよびスパイラルホールで、国内最大級の一般向けキャラクターイベント「キャラ博 CHARACTER EXPO」開催 |
![]() そんなゲーム人気をかき分けてランキング争いで健闘したのは、根強い人気を誇る「遊戯王カードゲーム」と「ベイブレード」、そして変身ヒーローのNEWフェイス「忍風戦隊ハリケンジャー」「仮面ライダー龍騎」で、入れ替り立ち代わりシリーズ新商品がベスト10に登場し人気アイテムの健在ぶりをアピールしました。 女児玩具では、自分だけのオリジナル缶バッチが作れる「Canバッチgood!」が女の子たちの創作意欲をくすぐって人気が上昇。好調月は強豪アイテムを抑えてベスト10入りを果たすなど、発売から半年以上に渡ってランキングの30位前後に登場し、女児ホビー市場をリードしました。 2002年の目玉商品「バウリンガル」は、犬とおしゃべりをする”夢”がカタチになった全く新しいペットコミュニケーショングッズ。発売前からマスコミの注目を集め、パロディ版ノーベル賞「イグノーベル賞」平和賞を受賞するなど一大ブームを巻き起こしました。ランキングでは、発売以降20位前後を行き来しながら人気をキープ。本物そっくりの「夢ねこ」や手のひらサイズの「マイクロペット」と共に、新型ペット関連アイテムが玩具市場を楽しく盛り上げました。 5月の発売から30位前後をキープしつづけ、売上数量順ランキングでは「遊戯王」「ベイブレード」を抑えて1位をゲットする実力を見せたカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、今後の動きが気になる要チェックアイテムです。 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株))