2001年 |
この年の 話題 |
・1 月 JR新大久保駅電車事故/日航機同士のニアミス発生 ・2 月 水産高の実習船が米海軍の原子力潜水艦と衝突/米・セレーラ社、ヒトゲノム解読内容公開 ・3 月 イスラム原理主義タリバンが文化財の石仏を破壊 ・4 月 小泉新内閣発足/リサイクル法施行 ・5 月 マイライン、スタート/ハンセン病訴訟判決で国敗訴 ・6 月 大阪・池田小学校児童殺傷事件/祝日三連休化法成立 ・7 月 兵庫県で花火大会見物客が歩道橋上で将棋倒し/吉野家の牛丼並1杯280円に/田村亮子、柔道世界選手権で史上初の5連覇 ・8 月 失業率、5%を越え最悪に/写真週刊誌「フォーカス」休刊 ・9 月 米・世界貿易センタービル同時多発テロ/国内初の狂牛病を確認/新宿歌舞伎町雑居ビル火災/高橋尚子マラソン世界最高記録達成/ヤフー、ADSLサービス開始 ・10月 米・アフガン空爆を開始。炭疽菌感染事件もテロと断定 ・11月 東京証券取引所、株式会社に/米・大リーグ(ア・リーグ)でイチローが新人王獲得。最優秀選手(MVP)に選出 ・12月 皇太子妃・雅子さまが女児を出産。内親王は敬宮(としのみや)愛子さま/タリバン支配終結/東シナ海の不審船に海上保安庁巡視船が威嚇射撃 |
月 | 玩具業界の動き | |
1 月 |
・TVアニメ効果で「ベイブレード」(タカラ)大ブレイク、品薄続く |
・レーザーポインターが規制対象商品に政令指定 ・トイカードの保険代理店事業が新会社へ移管 ・セガ、ドリームキャスト3月で生産中止を発表 ・TVアニメ「ベイブレード」放映開始 |
2 月 |
・「ハムちゃんずの地下ハウス」(エポック社)発売。「とっとこハム太郎」シリーズ圧倒的人気で女玩をリード ・完全自律型の猫型ロボット「Communication Robot BN-1」(バンダイ)インターネットでの予約販売開始 ・ロングヒット商品「お部屋は水族館」(エポック社)に、サウンドシリーズ搭載の新シリーズ発売 |
・日本玩具協会、「いい在庫.com」と業務提携し、電子取引での余剰品流通市場を開拓 ・ソニー・コンピュータエンターテインメント、セガ、ナムコの3社が、インターネットでのコンテンツ配信で業務提携 |
3 月 |
・「百獣合体DXガオキング」(バンダイ)発売。「百獣戦隊ガオレンジャー」のシリーズ商品、年間を通して絶好調に ・新型携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」(任天堂)発売。「スーパーマリオアドバンス」(任天堂)などソフトで堅調 ・ウォルト・ディズニー・インター・ナショナル ・ジャパンのディズニーコンシューマ ・プロダクツ部門、ウォルト・ディズニー生誕100周年を記念したアイテムを続々と投入 |
・「2001東京おもちゃショー」でこども商品券による「おもちゃ引換コーナーを設置」 ・バンダイ、東京・中央区に直営ショップ「a' sobi:」オープン ・ニッコーが仏・メカノ社買収に伴い、国内でのブロック商品販売を発表 ・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)オープン ・セガ会長兼社長・CSK名誉会長の大川巧氏 逝去 |
4 月 |
・「プレイモービル ファーストスマイル」シリーズ(増田屋コーポレーション)出足好調 ・ヨーヨー感覚で遊べるゴムひも付きボール「バンジーボール」(バンダイ)発売、人気上昇 ・レゴでオリジナル映画が作れる「レゴ スタジオ」(レゴジャパン)発売 |
・日本玩具協会、新玩具安全基準「ST-2000」発行 ・ツクダが靴のマルトミの17店舗を引き継ぎ営業開始開始 ・米・KBトイズが玩具ネット販売のイートイズの資産を買収 ・東京玩具共進会「創立50周年」 |
5 月 |
・21世紀新生「ダッコちゃん」(タカラ)7色で登場 ・人間型ロボット「BOT」シリーズ(セガトイズ)発売開始。第1弾は顔に絵や文字が表示されコミュニケーションが楽しめる「C-BOT」 ・「ハローキティ スクールノートクラブ」(バンダイ)発売 |
・テレビ東京、米・フォーキッズエンターテイメントへの人気アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」の放映権、ビデオ件、商品化権の提供を発表 ・アップリカ育児研究会が、世界初のチャイルドシートと育児器具の国際的な総合試験研究センターを完成 |
6 月 |
・ピコが「キッズコミュニケーション ピコ」(セガ トイズ)として、新デザイン&コンパクトサイズで登場 ・「ゴージャス風呂」シリーズ(タカラ)発売。プロモーションに叶姉妹を起用するなどしヒット ・「マシュマロホッペのまあたん」(アガツマ)トイドール市場に参入 |
・「城島おもちゃ王国」オープン |
7 月 |
・PS2ソフト「ファイナルファンタジー10」(スクウェア)発売。発売初日に初回出荷分の7割を消化 ・「も〜っと!おジャ魔女どれみ モグモグハナちゃん」(バンダイ)発売。好調 ・「アントニオ猪木 サウンドバンク」「アントニオ猪木 サウンドキーチェーン」(イワヤ)20〜30代の男性に圧倒的な支持を受け人気上昇 ・人気爆発中のベイブレードのトレーディングカードゲーム「ベイブレードC.C.G」(ブロッコリー)発売 |
・「玩具福祉学会」発足 ・イー・ショッピング・トイズと博品館が業務提携 ・人気アニメ「機動戦士ガンダム」アメリカで放映開始 ・ハドソン、ゲーム大手のコナミの傘下に ・宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」公開。ロングヒットで日本の興業記録を更新 |
8 月 |
・会話にうなずいたり身振りで応える「うなずき君」(増田屋コーポレーション)発売。癒し効果で人気上々 ・キーボードが光る「クリアノート HIKARU」(セガトイズ)、ハムスターが飼える「ジュニアパソコンシリーズ Let's me」(バンダイ)発売 |
・ジグソーパズルメーカー8社が共同で、「年末ジグソーパズルチラシ」の作成を発表 |
9 月 |
・新型TVゲーム機「ゲームキューブ」(任天堂)発売 ・女児ホビーに、大人気キャラクター「とっとこハム太郎 ぽんぐるみメーカー」(エポック社)をはじめとする新商品続々発売 ・フジテレビの高視聴率番組「クイズ$ミリオニア」がボードゲーム(トミー)で登場 ・「ピングーワールドコレクション」シリーズ(ワクイコーポレーション)好調 |
・東京ディズニーシー、グランドオープン 玩具専門店「ヤマシロヤ」、東京・上野に約400坪の巨大店舗オープン ・メーカー60社以上の協賛を受け、河田が年末商戦商談会を博多と仙台(10月)で開催 ・インクスが事業継続を断念し任意整理 |
10 月 |
・人気体感シリーズ・第4弾「ゴール決めるぜ!エキサイトストライカー」(エポック社)発売 ・ディズニー生誕100周年記念作品フィナーレに「白雪姫」(ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント)のアニメビデオ発売 ・「ミニモニ。パソコンだピョン!」(タカラ)発売 ・コナミの新開発による赤外線で動く新型ラジコンカー「デジQ」(タカラ)発売。大人に人気が高まる |
・日本玩具協会と日本百貨店協会が共同で「クリスマス共通カタログ」を製作 ・日本玩具協会、日本百貨店協会、玩具福祉学会の共催で「玩具アドバイザー」資格認定セミナー開講 ・ソニー・コンピュータエンタテインメント、スクウエアに資本参加と発表 ・千葉県市川市にシルバニア専門ショップ「シルバニア森のマーケット」オープン |
11 月 |
・人気体感シリーズ・第5弾「ハムちゃんず大集合 ダンスするのだ!走るのだ!」(エポック社)登場 ・リカちゃんシリーズ35周年記念・第1弾商品「こんにちはあかちゃん」(タカラ)発売 ・「PS2」(ソニー・コンピュータエンターテインメント)価格値下げで好調 |
・ニューヨークで、ロックフェラーセンターに「ポケモンセンター」が、タイムズスクエアに「トイザらス」がオープン ・サンリオとワーナー・プラザース コンシューマプロダクツが業務提携を発表 ・ロボカップトイズ、東京・銀座の博品館で初の公式戦開催 |
12 月 |
・皇太子妃雅子様の出産を祝した「ハッシュル
ロイヤルベビー」(ワクイコーポレーション)発売 ・メジャーリーグフィギア「MLBメモリアルスタチュー(イチロー/新庄)」、スーパーロボット「ドリームフォース01」(共にタカラ)など大人向け玩具登場 |
・映画「ハリー・ポッターと賢者の石」封切り。東宝では「とっとこハム太郎」を初のアニメ映画化。 ・玩菓市場、大人の購入者増加で好調 ・「2002FIFAワールドカップ公式ライセンス商品合同発表会」開催 |
![]() 人気の頂点を極めた「遊戯王カードゲーム」は、1月・2月の売上ベスト10アイテム中半数を同シリーズが占めるほどの強さを発揮。しかし、新型ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」 「ゲームキューブ」の発売と、PS2の価格引下げで激化したゲーム関連商品とのランキング争いで、ベスト10圏外から20位圏外へと押し出される形で徐々にパワーをダウン。 そんな中、「百獣合体DXガオキング」をはじめとする「百獣戦隊ガオレンジャー」シリーズアイテムは、つねにランキング20位以内をキープし、男児キャラクター市場を盛り上げました。 女児玩具では、昨年登場した『とっとこハム太郎』の人気が上昇。「ハムちゃんずコレクション」や「ぽんぐるみメーカー」などを中心に、ガールズ市場をリードしました。 他に、昨年ヒットの兆しが見えていた、テレビにつないで遊ぶ「e-kara」や「体感シリーズ」が、ベスト50位内で好戦を続ける定番アイテムへと成長。ヤングアダルト層をターゲットにした、「なんちゃってシリーズ」の「ゴージャス風呂」のようなユニーク商品が人気を得るなど、大人も楽しめる新感覚玩具も健闘しています。 |
参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株))