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おもちゃの歴史年表


明治 〜 大正

各年の
社会・世相

 ・1868年 : 明治維新/文明開化/江戸を東京と改称
 ・1869年 : 版籍奉還/戊辰戦争終結
 ・1870年 : 「日の丸」を国旗に制定/人力車開業
 ・1871年 : 廃藩置県
 ・1872年 : 東京-横浜間で汽車開通/学制制定/一般家庭にランプ普及しはじめる
 ・1873年 : 太陽暦スタート
 ・1874年 : 洋紙、鉛筆の製造開始
 ・1876年 : 幼稚園開設
 ・1877年 : 西南戦争/コレラ蔓延
 ・1879年 : 琉球藩を沖縄と改称/木製自転車の製造開始
 ・1882年 : 軍人勅論発布
 ・1887年 : サイダー発売/東京で初めての電灯灯火
 ・1886年 : 鹿鳴館の夜会最盛期
 ・1889年 : 大日本帝国憲法発布/東京-熱海間電話開通/東海道線全通
 ・1890年 : 教育勅語発布
 ・1894年 : 日清戦争勃発/北里柴三郎がコレラ血清療法発見
 ・1899年 : 東京-大阪間に長距離電話開通
 ・1902年 : 日英同盟条約調印/自転車普及
 ・1904年 : 日露戦争勃発/教科書が国定制度へ
 ・1907年 : 国産自動車第1号/帝国ホテル創立
 ・1909年 : 国技館開館
 ・1911年 : 帝国劇場開場
 ・1912年 : 大正元年
 ・1914年 : 第1次世界大戦勃発
 ・1917年 : 東京少女歌劇設立/米価暴落後暴騰、米騒動へ
 ・1919年 : ベルサイユ講和条約
 ・1922年 : 平和記念東京大博覧会/ダンス流行
 ・1923年 : 関東大震災
 ・1924年 : 東京市営乗合自動車開業/メートル法実施/甲子園球場竣工
 ・1925年 : 東京放送局(JOAK)本放送 開始/民謡ブーム

流行した遊びや玩具 玩具業界の動き
1868
(明治元)

鼓笛隊ごっこ、江戸で流行
博多人形師、歌舞伎人形を創作

フランスから西洋花火を輸入
1869
(明治2)
 
玩具店の開店や行商など、士族の玩具制作(張り子など)が職業化

1870
(明治3)

明治初期、人形・小物玩具がいまだ中心
子ども向き絵草紙(おもちゃ絵) 発売開始

竹トンボ、千代紙、張り子面など、横浜の外国商館を通じ 海外へ輸出
1871
(明治4)
人力車玩具登場(木製つづいてブリキ製)
 
1872
(明治5)
理化玩具、手工材料ひろまる

ブリキ製金属玩具などの欧米玩具の輸入始まる
鳴り物玩具部品、鉛笛考案

1873
(明治6)
 
五節句廃止例により節句市衰退
内務省が教育玩具の制作奨励

1874
(明治7)

輸出向き玩具「キカイの亀の子」登場
当て物遊び、露天で流行

ガラガラなどの国産金属製玩具制作開始
1876
(明治9)

国産ゴム風船、「球凧(たまだこ)」発売
キツネ遊び流行

 
1877
(明治10)

真鍮製ラッパ登場
西南戦争などの絵草紙人気


交通妨害の理由から、凧揚げ、羽根突き、コマ回しなどの路上遊び禁止

1878
(明治11)
  東京第一勧工場開場、玩具売場登場
1879
(明治12)
鉛めんこ 普及し始める
神楽遊び流行で玩具神楽面など好調

東京警視本署、紙雷管使用の西洋形短銃玩具に製造禁止通達
フレーベルの恩物20種の解説書「幼稚園法二十遊嬉」敢行

1881
(明治14)
小物玩具入りガラガラ煎餅発売

ドイツからゴムまり 輸入
駄菓子屋店に安物玩具並び出す

1882
(明治15)

角力起き上がり玩具流行
銅鉄製針金をゼンマイ動力に使用した金属玩具登場


ゼンマイもの、ゴム毬、ゴム人形などの輸入始まる。輸入品に刺激され、国内でもラッパ、サーベル、ゴム風船など出回る

1883
(明治16)
お手玉発売
はずみ車応用玩具創案
1885
(明治18)
トランプ発売
 
1885
(明治18)
  ハンドルを回すと2つの人形がダンスする舞踏玩具考案
1887
(明治20)

ガラス製玩具ペコンペコン流行
村田銃の玩具登場

 
1888
(明治21)

木製玩具手車(ヨーヨー)遊び人気

明治中期から、玩具の種類に応じ、教育玩具、幻燈、雛人形、花火などの専門問屋出現

1889
(明治22)

新しい玩具として「幻燈」が普及し始める
ボール紙筒に糸を結んだ電話玩具登場

東京・日本橋の書店文栄堂が教育玩具の制作販売に着手
1890
(明治23)
紙製パラシュート玩具、「紙風船」の名で流行
 
1891
(明治24)

びっくり箱、模型飛行機、ゼンマイ仕掛けの玩具登場
紙風船、回り灯籠、万華鏡、板返し遊び流行

ドイツからハーモニカ輸入
伝統的玩具画集「うなゐの友」初篇発行
1893
(明治26)

唐人笛、おもいざし人形など登場
犬張り子「金犬」登場
教育玩具の出現

 
1894
(明治27)

軍帽、ブリキ製ラッパなどの戦争玩具好調
戦争ものの石版絵人気
口中笛玩具流行

 
1895
(明治28)
戦争玩具人気で戦争ごっこの流行つづく
兵隊人形などの舶来玩具を参考にした近代玩具制作が盛んになる

1896
(明治29)
「立てばんこ(起こし絵)」流行  
1897
(明治30)

ビーダマ遊びはじまる
小説「金色夜叉」にちなんだ、玩具のダイヤ指輪人気

金属玩具に石版ブリキ印刷法が利用される
1898
(明治31)
紙めんこ 普及し始める  
1899
(明治32)
ブリキ印刷のガラガラ玩具登場 国産ゴムまり製造工場創設
1900
(明治33)
 
有毒色素取締法により土人形制作中止産地続出
1900年頃 セルロイド玩具 国産可能になる。印刷ガラも出現

1901
(明治33)

鉄製の輪回し遊び流行
相撲人形人気

 
1902
(明治35)

ブリキ製軍人呼子笛、水出し福助、理科玩具「ウイテコイ」、活動写真玩具、「写真双眼鏡」、ガラス製おはじきなど普及
紙めんこ遊び流行

児童就学率90%突破。教育玩具の台頭
絵葉書の浸透、版木の摩滅、絵師の死没などで、おもちゃ絵が衰退をはじめる
1903
(明治36)
ガラス製のめんこに似た「ハジキ」遊びが流行る
「月刊トイジャーナル」前身である「東京雛玩具商報」発行
国産鋳物製ピストル玩具製造開始
東京・白木屋改築開店に伴い、遊戯室設置

1904
(明治37)

紙めんこ遊び、大流行
室内遊び「家族合わせ」普及
戦争ごっこ遊び人気で、戦争玩具好調

爆音花火流行するが、禁止に
東京かるた会創立
1905
(明治38)

戦争玩具、戦争(行軍)将棋、勲章玩具など人気
ガラス玩具「ポペン」流行

ゴム風船製造開始
1906
(明治39)

お手玉遊び「いちれつ談判破裂して」の歌とともに大流行
日露戦争勝利で楽器、特に玩具化されたハーモニカが流行

ゼンマイで動く金属玩具の制作が活発化し、国産玩具輸出高100万円の大台を突破
玩具展や子ども博など各地で開催
1907
(明治40)

汽車セットなどのアンチモニー製玩具普及
ブリキ笛、呼子笛大人気
アルコール焚きの乗り物玩具登場
舶来活動写真機(映写機)玩具登場
魔術箱、汽船、軽便玉突台などの新案国産玩具花盛り
けん玉遊び広まる

東京玩具卸商同業組合設立。それに伴い、東京玩物雛人形問屋組合解散(1909年)
「東京雛玩具商報」から「東京玩具商報」と改名
小物玩具協商会結成
1908
(明治41)

「卓上ベースボール」「ディアボロ」などの新遊戯登場
国産模型飛行機発売
ゴムゼンマイの水泳人形人気

 
1909
(明治42)

磁石応用玩具マグネ登場

第1回児童博覧会開催
模型飛行機第1回競技会

1910
(明治43)

ゼンマイ付き複葉飛行機玩具登場
アンチモニー製水ピストル発売
鋳物製ベーゴマ普及

ドイツのバンコク衛生博覧会に、双六、羽子板など78種を出品
1911
(明治44)
電気花火登場

アメリカよりビリケン人形渡来
学者と業界有志による「東京玩具研究会」創立

1912
(明治45、大正元年)

飛行機玩具流行
ジゴマごっこ遊び人気

 
1913
(大正2)
  東京の小学校に人形病院が創設
1914
(大正3)
国産ハーモニカ登場  
1915
(大正4)
アルコール燃料使用の「スチーム・ボート」登場
セルロイドの鈴振人形「フレーボーイ」登場

第1次世界大戦のため、ヨーロッパでの玩具生産不能となり、日本輸出が増加
セルロイド玩具の輸出検査開始
郷土玩具専門店が各地にオープン

1916
(大正5)
 
玩具輸出額764万円に伸長。対戦勃発時3倍に
輸出向け眠り人形の制作工場完成

1917
(大正6)
セルロイド製キューピー人形誕生 東京のデパートに特設玩具売場出現
1918
(大正7)
忍術ごっこ流行

海外から室内ゲーム「闘球盤」移入。ピンポン遊びはじまる
折紙類市販開始

1919
(大正8)
ミシン挽きのプロペラ開発で、飛行機遊び普及する  
1921
(大正10)
電池応用の汽車、電車など乗り物玩具登場 玩具輸出額、前年の3分の1に激減
1922
(大正11)
郷土玩具収集熱高まる
平和記念東京大博覧会で、国産金属玩具とセルロイド玩具が金牌を受賞

1923
(大正12)

アンチモニー玩具、百連発短銃、鋳物製ピストルなど流行
子ども漫画かるた人気

関東大震災で多くの玩具工場が焼失。生産高が、前年の6分の1に減少
1924
(大正13)
チンチンピアノ登場 郷土玩具愛好運動実施
1925
(大正14)
玩具ハーモニカ登場 東京市主催「おもちゃ展覧会」開催

参考資料:昭和玩具文化史(住宅新報社)、別冊太陽「子ども遊び集」(平凡社)、「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)