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おもちゃの歴史年表


1926〜1949年

この年の
話題

1926年 : 大正から昭和へ/世界大戦後の不況深刻化/日本放送協会成立/アッパッパ(簡易洋装)流行
1927年 : 金融恐慌/リンドバーグが最初の大西洋横断飛行成功
1928年 : 最初の普通選挙/「浪人街」「大岡政談」などのチャンバラ映画全盛
1931年 : 満州事変勃発
1932年 : 上海事変勃発/満州国建国宣言
1933年 : 児童虐待防止法公布/「東京音頭」全国に流行
1936年 : 二・二六事件/ベルリン・オリンピック
1937年 : 日中戦争勃発/日独伊防共協定
1939年 : ノモンハン事件/第2次世界大戦勃発
1940年 : 日米通商条約廃棄/紀元2600年式典開催
1941年 : 日本軍の真珠湾攻撃で太平洋戦争勃発
1943年 : ジャズレコード禁止、6大学野球リーグ廃止
1944年 : 大都市の学童集団疎開/フィリピン沖海戦/神風特攻隊第一陣出撃
1945年 : 広島・長崎に原子爆弾投下/ポツダム宣言受諾・無条件降伏/連合軍進駐
1946年 : 日本国憲法公布/国会に婦人議員登場
1947年 : 教育6・3・3制発足/P・T・A結成/日本教職員組合結成/児童福祉法 公布
1948年 : 日本脳炎大流行
1949年 : 下山、三鷹、松川事件/湯川秀樹ノーベル賞受賞/円の対ドル公定為替レート、1ドル=360円と設定


流行した玩具や遊び 玩具業界の動き
1926
(昭和元)

ゼンマイ玩具「ノンキナトウサン」、機械体操
玩具「ブランコ」登場
メンコ・ベーゴマ流行

皇孫御誕生奉祝「こども博覧会」開催
1927
(昭和2)
日月ボール(けん玉)、野球遊び、ダイヤモンドゲームなど流行
アメリカから青い眼の「人形使節」来日
セルロイド玩具生産、世界一に(世界総生産の約70〜80%)

1928
(昭和3)

チャンバラごっこ流行で、玩具刀、チョンマゲかつらなど普及
国産ハーモニカ流行

日本玩具協会 設立、機関誌「玩具」創刊
東京雛人形卸商組合結成
1929
(昭和4)

チンチンピアノ改良した卓上ピアノ登場

花火玩具業界、専用貯蔵庫を建設
1930
(昭和5)
麻雀流行

紙芝居業者が増える
人形創作運動台頭

1931
(昭和6)

アンチモニー・ピストル普及し始める
紙芝居「黄金バット」に人気

戦争ごっこ用遊び道具が広まる
1932
(昭和7)
発火装置付き兵器玩具普及
コリント・ゲーム流行
ブリキ製宙返り飛行機玩具人気

日本橋・白木屋デパートでセルロイド玩具に引火して大火。セルロイド玩具の引火性、論議の的へ
セルロイド製に代わり、1932年 ゴム製、1934年以降は金属製が輸出玩具のトップに

1933
(昭和8)

ヨーヨー大流行
「のらくろ」玩具大ヒット

警視庁が有害色彩玩具の取締り実施
1934
(昭和9)
児童向雑誌付録の「組立模型」人気

土鈴収集流行
こけし愛好者グループ結成

1935
(昭和10)
保育所、幼稚園、小学校などに教育紙芝居が普及
小物玩具の生産額が2000万円を記録。年間生産品数も約10億個に上昇

1936
(昭和11)
郷土玩具人気
帝展美術工芸部に人形6点初入選
1937
(昭和12)
フランス人形の製作熱盛んになる

1937年 玩具生産額、ドイツを凌ぎ世界一に
ヒトラー総統へ国際人形協会から日本人形贈呈
マンガ「のらくろ」人気
ウォルト・ディズニー第1作映画 「白雪姫」公開

1938
(昭和13)
「投下弾」玩具 全国的に流行

1937年の日中戦争から資材難 深刻化(1941年には金属回収令 公布)。厳しい貿易制限も相次ぎ、業界最悪の時代へ
内地向け金属(ブリキ)玩具製造禁止
東京金属玩具工業組合(1938年)、東京紙製玩具工業組合(1939年)、日本玩具人形類統制協会<日本玩具統制協会>(1940年)と組合が続々と誕生

1939
(昭和14)

慰安袋用人形作り盛んに

資材統制のため、紙製・木製玩具が主流に
1940
(昭和15)
「愛国コドモカルタ」登場

日米通商条約廃棄で、アメリカへの玩具輸出途絶える。ヨーロッパ諸国の日本玩具輸入禁止も相次ぐ
玩具商品の公定価告示

1941
(昭和16)
国民学校で模型飛行機の工作、正課になる

日本玩具統制協会、日本玩具文化協会設立
日本少国民文化協会創立、同協会で「玩具」を「遊具」と改称

1942
(昭和17)
  
アルミニューム、アルマイト玩具製造禁止
日本郷土玩具協会、日本民族玩具協会と改称

1943
(昭和18)
「愛国百人一首」「愛国いろはかるた」「防諜かるた」など登場

厳しくなる新聞雑誌類の整備統合のため、「東京玩具商報」終刊
金属玩具製造用の「型」第1回の回収実施

1944
(昭和19)
 
大都市の学童集団疎開
疎開学童女児たち、お手玉の小豆を食用に

1945
(昭和20)

12月 アメリカ兵の乗るブリキ製ジープ玩具発売
砲弾箱やパラシュートを利用した押し絵羽子板、紙製玩具など登場

金属玩具製造用の「型」第4回の回収、空襲のため焼失
東京・上野で開かれた日本玩具展を進駐軍関係官が視察
1946
(昭和21)
空缶利用の自動車玩具普及し始める
ヤミ市遊び、三角クジ遊びなど流行

「子どもに玩具を与えよ」請願書、国会に提出
進駐軍当局からゴムまり200万個配給許可
食料の見返り物資として、国産玩具の輸出開始

1947
(昭和22)
銀行ごっこなどのごっこ遊び、野球遊びが盛んに

民間貿易再開、玩具輸出(セルロイド、ゼンマイ玩具など)順調に復活
税制改正により玩具類の統制額決定
戦後初の「全日本おもちゃ展」開催

1948
(昭和23)
フリクション応用の自動車出現、国際的な花形商品へ
進駐軍向きスーベニール用こけし人形登場

東京玩具人形問屋組合設立
日本玩具及人形連盟設立
「玩具人形新聞」創刊

1949
(昭和24)
食品玩具、盛んに出回る

「おもちゃの祭典」開催
「日本の人形特別陳列展」(国立博物館)、「人形文化資料展」(国会図書館)など開催


参考資料: 「月刊 Toy Journal」 (東京玩具人形問屋協同組合)、「週刊玩具通信」 (日本トイズサービス(株)